2013年9月14日土曜日

ニューヨークへの旅日記 『はじめに』





2013年3月16日(土)〜3月29日(金)
(成田空港近くのビューホテルに、15日に前泊し、29日は後泊。水戸の自宅には3月30日に帰着)

ひょんなことから、ニューヨークへ出かけた。
昨年(2012年)秋、ニューヨーク郊外ロングアイランドに住むヒルダガードと賭けをしたのだ。「アメリカ大統領選挙でオバマが再選されたら、ニューヨークへ出かける」と。

賭けをする伏線はあった。
ここ数年来、繰り返されてきたヒルダガードの誘いが、気になっていた。
今実現しなければ、おそらく再会の時期を失うかもしれない。そんな予感がした。
元気に旅をすることが当たり前だと思っていたのに、旅をする気構えに変化が現れている。気持はまだまだでも身体はそろそろで、無理が効かない。日本を旅立つと「ひょっとして、この旅が最後になるかもしれない」と思うようになった。
それが、賭けという形で後押しをしたのだ。

2012年11月20日。オバマの大統領当選が決まるとすぐ、アメリカ訪問の気持をメールでヒルダガードに知らせた。早速、メールがあった。
「3月21日(木)には、私が企画する2012年度最後のオペラ”のファウスト”があるの。以前、ドレスデンで一緒に観たグノーの”ファウストの劫罰”とは違うけれど、それを一緒に観ませんか」と。
ヒルダガードは、地区の図書館で十数年にわたってオペラ鑑賞や美術展の企画をしている。折に触れて、企画内容の詳細は伝えられ、興味があった。

こうして3月16日からロングアイランドのヒルダガードの家に8泊し、後の5日間はニューヨーク・マンハッタンの「パレス・ホテル」に滞在する。オペラ鑑賞前後のニューヨーク行の話が、具体化して行った。

5月初めの新緑の頃のニューヨークは素晴らしい。その季節に出かけたいと考えたが、オペラに拘って3月半ばの出発を決めた。
案の定、滞在中に雪が何度も降り、氷点下になる日が多く、寒かった。
だが、以前からの友人との再会や、ヒルダガードの知人・友人との知己を得て、温かい楽しい時間となった。

その間の詳細が日記にあるので、「ニューヨークへの旅日記」として整理したものを、これから紹介する。

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