2013年3月11日月曜日

7月20日(金)質疑応答のいくつか。

⑴ 原子力発電をしているか。
電力の80%は水力発電で、20%はドイツから購入している。ドイツから買った電力に原子力発電があるかもしれない。原発はしていない。
チロルの人は今の生活に満足し、自然を破壊するダムはこれ以上造らないと決めている。自然を破壊すれば、動物も減少する。

⑵ 専門家に御用学者の問題はないのか。
若い世代からの教育で、それを防ぐことができると考えている。
議員は立場が違っても、意見を聞き、主張し、討論する。選挙民が見張っている。

⑶ EUとの関わりはどうか。
チロル州では、EUの問題に半数は不満をもっている。治安・失業率・生活の質については、今までは満足していたが、最近は変化が出始めている。

⑷ 最近の日本では、健康面を考えて喫煙者へ厳しくなっている。街中で喫煙する人を多く見かけるし、吸殻もたくさん捨てられている。規制はしているか。
80m2以上の建物では禁煙になっているが、建物の出入口の外では、自由に吸える。自己責任で喫煙している。
(と言いながら、ハウワー氏はポケットからタバコを取り出し、「私も外では喫煙します。多分、来年みなさんが再びインスブルックにいらしても、変化がないでしょう」と。一般にドイツ系の人には、喫煙者が多い感じがする・・・)

議場を出ると礼拝堂があるのに気がついた。13世紀に造られたものだとか。
礼拝堂入口に、ラディン語(ラテン語)のモニュメントがあり、オーストリアの少数民族ラディン族(約2万人)が、2年前に設置したものだという。テーマは「未来への期待」をあらわしているそうな。
礼拝堂は普段は使われていないが、州議会の開会前に、州議会議員とその家族が集まってミサをおこなっている。

旧州庁舎前で解散し、1時頃ホテルへ戻る。ちょうど部屋の掃除中。
ロビーで、1日遅れの朝日新聞の海外版を読んで待つ。PCで朝日新聞をダウンロードして読んでいるのだが、全面が一目で見られるレイアウトがいいし、紙の感触がいい。書籍や週刊誌、天気予報を眺めるだけで、世間の動きがわかるのだから。アナログ人間の証拠だ。

午後、PCに向かうつもりだったのに、次第に眠くなってベッドにもぐりこんだ。
ウトウトしているうちに深く眠り、気がついたら5時半。

終日、降ったり止んだりの梅雨を思わせる雨で、窓からのノルテケッテは全く見えず。


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