2012年4月2日月曜日

マトラ・スークでの買い物体験




【マトラ・スークでポシェットを買った】

マスカット② 3月25日(金)

マトラ・スークには、日差しを避けるアーケードが続き、地元民が求める日常品、布や衣類、カーペット類、香辛料。観光客目当ての金銀細工の装飾品、アラブ風の小物類、乳香が、所狭しと並んでいる。「何でもござれ・・・」のスークには、人間が生きるためのエネルギーが溢れ、雑多な匂いに包まれながら歩く。

国内外を問わず、旅先で市場を訪れるのが大好きだ。観光客相手の市場では、その土地のよそいきの顔をみることができるし、地元の人がやって来る市場では、毎日の暮らしが皮膚感覚で分かるし、言葉を交わす前に理解できるものが多い

さて、3日後の「アラビアンナイト」の催しのために、ベリーダンスの衣装と小さなポシェットを買う予定で、あちらこちらの店を物色しながら歩く。スークの中ほどで、水色の衣装が目に付いた。はじめてのアラブ人相手の買い物交渉は、駆け引きを楽しみながら値切ったが、その顛末は・・・。

「日本は地震や津波、原発事故で大変なことになっているのよ。ご存知?」と、まず挨拶しながら、店に入る。
「ああ、ひどい災害だったねえ。同情するよ・・・」
「それでね。日本人はたくさんの家や家財道具を失って、貧乏になった。私も貧乏だから(声でここを強調!)、安くしてね。あれは、おいくらなの? 見せて・・・」と、壁にかかっている衣装を指差す。
「これは、25ドルだよ」と、目の前に広げる男性。
「高〜い。20ドルにして・・・」。
「じゃあ、24ドルにするよ」。
「20ドルでいいわよねえ・・・」と、首を振りながら渋る私。
「これは細かい刺繍がしてあるし、いいものだよ。勉強して23ドルにするよ」。「20ドルよね〜・・・」。

両者、相身互いの態度で、1ドルの攻防を粘りに粘る。10ドル紙幣2枚を取り出して、「これしかないの・・・」と言うと、「じゃあ、22ドルならいいよ」と言う。
傍にいる夫が、「だいぶ勉強しているよ。この辺りじゃないの?」と、日本語で囁く。思案顔をしながら頭を振り、渋々1ドルを加え、結局21ドル(1750円位)で商談が成立。

商才に長けたアラブ人が損をするはずはないし、観光客はカモで上得意だろうと思いながら、「まあ、こんなところかな」と、満足する。異国の地での、一種のリクリエーションになったからだ。ポシェットは、別の店で若いお兄ちゃんと交渉。7ドルから始まって5ドル(415円位)で買った。

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